転機の天気~転機を力に~

様々な方の転機をインタビューし、未来を前向きに考えたい、そんなブログ。時々旅や清水エスパルスについても語ります。

【第22節徳島戦】展開はほぼ狙い通りの中で勝ち点1を分けあう…

こんばんは、徳島戦をDAZNで観戦してからすぐにこのブログを書いています。水曜日に岩手で天皇杯、今日は徳島に移動して試合と長距離の移動がありました。移動も大変ですが、部屋にいるだけで汗ばむような気候(エアコンつけろよ)で90分プレイし続ける選手には、頭が下がるというか、ただリスペクトです笑。

今日はアウェーでの徳島戦、清水エスパルスにとっては順位の近いチームとの4連戦の4試合目、勝ち点を静岡に持って帰ることが求められる試合でした。ホームでは0-3で完敗した相手に苦戦が予想されましたが、試合は序盤から動きました。

開始早々に左サイドから7片山選手のロングスローの場面、片山選手がPA内に入れたボールを5ヴァウド選手や9チアゴサンタナ選手が競り合い、こぼれ球をフリーになっていた4原選手がボレーシュート!右隅に決まって先制点となります。

身長差で優位に立てるセットプレーで、狙い通りといえる先制点となりましたが、その後徳島ヴォルティスの10渡井選手にミドルシュートを決められ、同点となります。やはり徳島のボール回しは上手いし、簡単にはいかないな…と思いましたが、その後また試合が動きます。

徳島からボールを奪って清水がカウンター発動!23鈴木唯人選手がPA手前で、右サイドの10カルリーニョス選手にパス。DFとの1対1の場面で勝負も仕掛けられる場面でしたが、カルリーニョス選手は猛スピードでオーバーラップしてきた原選手へのパスを選択。原選手が駆け上がってきたスピードそのままに中央に速いボールをいれると、GKが弾くもDFに当たり、オウンゴール原選手のスピードを生かしたオーバーラップが得点につながりました。

勝ち越しゴールを奪った後も徳島に効果的にボールを回され、ゴールに迫られましたが、前半の飲水タイムでロティーナ監督はフォーメーション変更を決断4バックから3バックに変更して、サイドの21奥井選手と7片山選手が守備時には下がる5バック体制を取り、守りを固めました

このフォーメーション変更後、徳島は得意とする、「縦パスを前線の選手に当てて、攻撃的選手が絡んでくる」スタイルが影を潜めました。清水としては、前線からのプレスはあまりかけずに、PA内とPA手前は絶対に自由にやらせない」という方針だったように思いますが、このフォーメーション変更がはまり、前半を2-1リードで折り返し、後半もボールを持たれるものの、つくられた決定機は少なかったように思います。

徳島が選手交代で前線に圧力をかけてきたり、フレッシュな選手の機動力を生かしてくるなか、清水も「ポゼッション度外視、最後やられなければ問題ない」という形で時折カルリーニョス選手とサンタナ選手、鈴木唯人選手のカウンターでゴールを狙いつつ、ゲームを終わらせにかかっていました。

しかし…ロスタイムにそろそろ入るかくらいに、徳島の最終ラインから縦パスを通され、ブロックを固めた清水の選手の間をコンビネーションで崩され、同点ゴールを許してしまいます。そして試合はそのまま終了、2-2で勝ち点1を分けあう形になりました。

同点ゴールのシーンは、中央に人数をかけて守る方針であったなら、やられてはいけない形だったと思います。前線のプレスを交わされて縦パスを入れられた、ブロックの間でボールを受けられて対応が後手になったなど、原因はいくつかあると思いますが、次節の川崎フロンターレも徳島と同様にパスで崩してくるチームなので、少しでも改善してほしいです。

〇印象に残った選手 4原輝綺選手                       ホームの大分戦に続き2戦連続ですが、2点取れたのは原選手のおかげといっても過言ではないので、即断でした。先制点のボレーシュートもうまく合わせてゴールを決めてくれたと思いましたし、2点目のオウンゴールにつながったスピードあるオーバーラップも「THE サイドバック」という感じがして素晴らしかったです。守備でも対面の選手をきっちり抑えていて、片山選手同様に攻守両面で頼りになる選手です。

ティーナ監督がポゼッションを捨て、「最後やられなければいい」という戦い方を決断し、選手が実践した中であと一歩で勝ち点3のところまで行ったのは良かったと思います。前半からですが、9サンタナ選手のところでもう少しでもボールが収まったり、ファウルをもらえたりして、守備陣を楽にさせてあげられれば…27指宿選手や19ディサロ選手がカウンターでワンチャンスを決められれば…と、引き分けに終わってしまったからこそ、攻撃面で言いたいことはありますが、攻撃陣には本来の攻撃の役割以上に守備のタスクがあった試合だったと思います。

守備陣でいえば、ヴァウド選手、立田選手、奥井選手が良いパフォーマンスを見せてくれているので、あとはその前の竹内選手、宮本選手が攻守両面でより存在感を見せてくれれば、防戦一方にもならずボールをカットできたり、味方につないだりできてくるのではないでしょうか。

次節は国内・ACL両方で圧倒的な強さを誇る川崎フロンターレ戦です。ホームということもあり、またブラジルデーとしてイベントが行われることもあり、チケットは既に完売。絶対王者相手に気持ちの入った試合を見せて欲しいです。

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アウェーゲームで勝ち点1を積めたことは収穫です